リセフェスタ福岡雑感
お疲れ様です。小島です。
ついに先週末、待望のLycee Overture第2弾「Ver.ブレイブソード×ブレイズソウル1.0」(以下ブレブレ)が発売されました。
そして事前に告知されていたように発売2日後というタイミングでリセフェスタ福岡が開催されました。
色々と試される日程の中で最初の「答え合わせ」となるこの大会の上位入賞レシピ及び雑感をまとめてみます。
僕がリセリセしつこいのでふらっとご覧になっただけの方やブレブレから始めたばかりの方にとっては多少マニアックな内容になってしまうかと思いますがご容赦下さい。
・事前段階におけるブレブレ初期環境予想
最大の変化は《カルデアス》の消滅でしょう。どのデッキでも使えるお手軽除去が無くなったことにより各色が健全にそれぞれの特色を持って戦うことになります。
《ネクロノミコン》《バールのようなもの》など得たものの絶対量が多い宙、《レヴァンテイン》でさらに先行時の破壊力の増した日の2色が環境序盤に人気になると感じていました。
月も《天刀ムラマサ=オボロ》が飛び抜けて強そうですが前環境で使い慣れたプレイヤーは少なく、花はそもそも得られたものの少なさゆえに敬遠されると思いました。
雪については待ち侘びた優秀なダメージソース兼システムキャラサポートでもある《アヴァロン》を得て、混色の場合も《ミストルテイン》《グラーシーザ》コンビの破壊力が非常に魅力的です。
仮に僕がフェスタ福岡に参加したとしたら雪絡みだったでしょうが、こちらも月同様前環境の使用者の少なさゆえ他の色に流れる方が多いと思っていました。
予想されるバトル時におけるAPDPのラインは4、これは宙に優秀な AP4オーダーステップが増えたこと、逆に日以外の優秀なアタッカーでDP4のものが多数出たことが理由です。
また各色簡単にアタッカーのDPを上げることが可能になったためそこのせめぎ合いがひとつの焦点になるであろうこと、優秀なダメージ加速手段が増えたためカード評価の軸が大幅に変わることも多くの方が予想していたことと思います。
このパワーカード百鬼夜行であるところのブレブレ発売で、竹槍で突きあっていた人類はついに銃器を手にしたのです。
・入賞レシピ
冗長になってしまいましたが今回の上位入賞レシピを見てみます。
優勝:やっくんさん 雪単
新環境最初のリセフェスタを勝ち抜いたのは前環境で一度も上位入賞したことの無い不遇の色、雪単でした。
先述しましたが新戦力筆頭《アヴァロン》のカードパワーは凄まじく、《ラストリゾート×デュエル》《風魔手裏剣》《荊軻》との相性の良さはダメージレースを支配するのに十分なものです。
打点を止めにいこうとしてもカードの性質上一方的に打点を刻んでいけるので、雪単を倒そうと思ったらこのカードの抑え方から考えなければなりません。
逆に雪側はこのカードを引けなかった際のサブプランを用意するべきでしょう。素の打点が低いカードを相方として採用することになるので、構築が難しそうです。
このレシピではイベント除去として《身代金誘拐事件ごっこ》《ガンド》が採用されています。
バトル中に見えない手札から飛んでくるイベント除去のプレッシャーは雪の特権で、環境に合わせて《断罪》などと取捨選択する形になろうかと思います。
優勝おめでとうございます!
2位:きよはらおさん 宙単
雪単と決勝を争ったのは前環境から安定した動きを見せていた宙単でした。
プレイヤーの方はLycee Overtureからの新規勢のようで嬉しい限りです。
新戦力で目立つのは何といっても《ネクロノミコン》でしょう。DFを含め全体が強化されるので、相手の不用意なブロックでオーダーステップ持ちや予約特典プロモの《魔剣グラム&魔劍グラム=オルタ》などを絡めて大打点を叩き出せます。
APDPにも修正が入るので、相手にしたら中盤からブロッカーを出しにくい事この上ないはずです。
課題はこちらも雪の打点を止め辛いことでしょうか。また高打点を出せる盤面を除去で崩されやすいので、雪対策は必須になると思います。
3位:楓月さん 日単
常に勝ち続けるプレイヤーが選択したのは前環境でオーソドックスだった形の日単でした。
この形における新戦力はアタッカーの《終焉の桃幻リーゼ=ペシェ》、打点サポートの《レヴァンテイン》、そして優秀なEX2キャラたちです。
純粋にパワーが底上げされていて、《カルデアス》が抜けたことによりさらなる安定性を手にしました。
《レヴァンテイン》はDMGこそ低いもののブロッカーとしてのスペックは優秀で、特に先攻時に強い打点サポート能力を持っています。
打点有利な状況ではキルターンを大幅に縮め、移動キャラの安定打点+押し込みのコンセプトを強力に後押ししてくれます。
4位:ふうかさん 雪単
入賞2人目の雪単です。
こちらは優勝レシピと違い除去イベントが入っていない代わりに《戦杖ベローナ》が入っています。
このキャラも《荊軻》と同じく除去能力を持っています。
《アヴァロン》との噛み合わせから《荊軻》の評価は高いですが、こちらはDMGが3ありつつ自身を破棄して起動する能力を持つため序盤から止め辛いアタッカーとして機能します。
《主人公+リディ》《女勇者マーガレット+サタニア》などエンゲージ戦略を支えるキャラが多く採用されているため、自然な流れでエンゲージできるような盤面を意識すれば効果的に動いてくれるはずです。
5位:でちんさん 日単
2人目の日単です。
こちらは3位のレシピとは異なり移動アタッカーを少なくして《スイートピーチ状態》をフィーチャーした構築です。
このイベントの存在で複数出てきた2ハンドキャラに対して相討ちブロッカーを立たせる場合相手のDPを3上回るAPを意識して盤面を作らなければならなくなりました。
以前ならウィニーキャラがわらわら出てきたとしても2/2くらいのブロッカーを合わせれば打点はすぐに止まりましたが、まとめて突破されてしまうようになったうえに相討ちできたとしてもR《フランシス・ドレイク》が突っ込んでくるシチュエーションが増えました。
《リーゼ》《ガラティーン》など小粒で優秀なキャラが増えたので雪の除去に対しても手札損させやすく、雪系統のデッキが増えてくるようなら良い選択肢になりそうです。
6位:クロネコさん 月単
1敗ライン最後は大幅に強化された月単です。先述した通り《天刀ムラマサ=オボロ》の登場が革命をもたらしました。
自身が3/3DMG3のアタッカーでありながら任意のタイミングで他のキャラのスペックに介入できるため、場を埋めれば八面六臂の活躍をします。
また《クトネシリカ》《バルムンク》もEX1エースアタッカーかつ打点を得できる能力を兼ね備えています。
前環境では盤面を固めてから打点をごまかすキャラで帳尻を合わせるスタイルのかなりプレイの難しいデッキでしたが、積極的に打点を入れていけるようになり使いやすくなったと思います。
・総評
花系統及び複色デッキの入賞はありませんでしたが、入賞レシピは全て構成が大きく異なり各色の強化と選択肢の広がりが見えました。
雪に強力なカード群が加わった結果一気にトップメタ入りし、今後は対策を受け続ける立場になりました。
プレイの幅も広がっていくことが予想され、しばらくはメタゲームが混沌に包まれそうです。
以上、新環境1発目のリセフェスタ雑感でした。
新環境でも公式大会の度に自己満記事を投稿できればいいなと考えているので、また目にして頂ければ幸いでございます。
また今週末にはリセフェスタ東京が開催されます。
会場は綾瀬の足立区勤労福祉会館です。僕が青春を置いてきた場所です。
僕もバッチリ休みを代わってもらったので参加予定です。優勝を目指して頑張りたいと思います。
それではまた。